3年日記のたのしみ
初めに申し上げておくと、私は過去にいくつもの日記を3日坊主で終わらせてきました。
年末を迎える頃、本屋さんに並ぶ日記を見ると毎年買ってしまうのですが、日記はひと月もページが埋められることはありませんでした。
そんな私が初めて毎日日記をつけ、ようやく2年目に入り今では日記を書く時間が楽しみになっています。
めんどくさがりの私がなぜ日記を続けられたのか、書き続けた結果どんな楽しみが生まれたのかをお話しします。
知られざる弟の日記
2年前のある法事で家族が集まったときのこと。
久しぶりに集まると「あの時にこんなことがあったね。」などの昔話で盛り上がることはよくあると思います。
記憶もほとんどないような昔の家族の話をしていた時に、弟がやけに詳しくいろいろと話すので「どうしてそんなに覚えているのか?」と尋ねると「ぼくは日記をつけているから」と一言。
聞けばもう中学生の頃から欠かさず毎日日記をつけているらしく、何年にどんなことがあったかなど、調べることができるというのです!!
まさにおよそ40年にわたる彼の歴史は、数多い日記に詰まっているのでした。
どちらかといえば寡黙な弟にこんな特技?があったとは…家族みんなが驚いたのでした。
かれこれ30年以上も日記を書き続けているという弟に感銘を受け、「来年は元旦から日記をつけてみよう」と決心しました。
3年日記との出会い
年末が近づいた頃さっそく日記売り場に出向いた私ですが、たくさんの日記を前にしてとても悩んでしまいました。
三日坊主で終わらせてきた日記も同じように相当迷って買っていたのですが、今回は意気込みが違います。笑
何しろ30年も日記をつけてきた日記の達人的な弟の話を聞き「絶対に続ける」気持ちで選ぶので、何冊も手にとっては考えこみました。
そして3年日記なるものを見つけました。
「なにこれ?」と思いながら中を見ると、ページを開くと同じ日付の日記が書けるように1ページに3年分3つに区切ってあります。
その年の計画を書くページがあり、各月に対するコメントが書けるページは1ページに3年分書けるようになっています。
つまりいろんな情報、記録が一目で三年分見ることができ、去年の今頃はこうだったなと比較することができるのです。
その他、見開きで見ることができる年間計画表など見るだけでワクワクするような構成になっているではありませんか。
10年日記というのも並んでいましたが、それは日記のプロが買うのでしょう、恐れ多くて手が伸びずとりあえず3年のものを購入したのです。
心を整える大切な時間
私が購入したものは1日分の日記を書くスペースは6分の1ページです。
ちょちょいとその日の出来事をつぶやくように書けば、数行はすぐに埋まってしまい苦痛ではありませんでした。
三日坊主に終わる事もなく無事に1年を終え、さて今年の元旦からは去年の今日の日付に開けたページを再び開く事になりました。
いつものようにページを開くと、そこにはちょうど一年前の私が待っていたのでした。
自然に去年のその日に何をしていたかを読む事になります。
「はー、あれからもう1年が経ったのか。」「そうそう、そんなことがあったなあ」とか。
1年分の日記と違うところは、書くと同時に読む楽しみも待っているということでした。
三日坊主の私に思わず訪れたごほうびでした。
日々の出来事を紙にとどめるということ

あまり過去にも未来にも執着しない私ですが、弟のように明確に調べる手がかりを手元に残すということが、どんな感じなのか知りたいと思ったのが日記を書くきっかけとなりました。
日々の出来事を紙にとどめる作業は心を整える作業であり、毎日を丁寧に生きるための有効な手段のように今は感じます。
何となく過ぎていく平凡な毎日の中にも少しづつ変化があります。それは後になって「いつのまにか」という形容詞がつくような出来事ばかりです。
歳を重ね、子育ても一段落して多少の時間や気持ちにゆとりが持てた今だから、日記を続けられたのかもしれません。
日記を始めた去年の年明けは、就職のために次男が自宅を出る準備を始める頃でしたから、記録も兼ねて書いたというのもあります。
その日の終わりには日記を書くということが自然にその日のローテーションに組まれたのですから面倒くさがりの私には初体験のことです。
あんなことがあった、こんなことがあったとぼんやりと覚えてはいても時が経つと記憶は薄れてきます。
そして最近の出来事だと思っていたことが1年も2年も前の話だったりすることはよくあります。笑
特に50歳を超えた今では体調面など「いつ頃からこんな症状が出ている」などのちょっとした記録は、健康維持にも役に立っています。
また、気温なども書いておくと次の年に「ああ、そろそろ気温が下がるから厚手のコートを出そうかな」とか日々の準備に役立ちます。
紙に記憶を留めておくことで、いつでも出来事や自分の体調を振り返ることができるという安心感が得られました。
去年の1日を振り返りながら今日の日記を書くことは、なんだか心が豊かになる贅沢な時間だと感じますし、まだ日記を書いていない方には是非この「3年日記」をお勧めします。
次は10年日記に挑戦してみようかしら…と思ったりする今日この頃です。

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