ためこみ症

この春、次男の自立と私の心の健康について

リビングのテーブルはモノで山積みになっている ためこみ症

物だらけの家からの卒業〜次男の自立

相変わらずリビングのテーブルはモノで山積みになっているこの春の我が家の様子

この春の我が家もリビングはモノで溢れている

次男、ついに新しい生活へ

この春私にとって一番の出来事は、次男が就職のために家を出て、遠くへ行った事です。ため込み症の父親の溜めた物に埋もれる我が家で彼は育ち、ついに旅立ちの時を迎えたのです。

お腹にいる時からずっと一緒に暮らしてきた子どもが、遠く離れた場所に旅立つ事は思った以上に寂しいのですが、喜ぶべき事なのでしょう。

近くには長男が住んでいますし、三男は自宅から通勤していますが、夫のため込み症について一緒に悩んできたのもこの次男でした。

きっと夫との関係が良ければ、子どもの巣立ちの寂しさも喜びも分かちあい、夫婦としても新しい段階に進めたと思うのですが。

やはり夫は無関心でした。

昨年の12月には就職が決まったのですが、次男は「どうせ関心が無いだろうから」と父親にはその事を言えずにいたのでした。

「ふうん。」という返事で済まされるのが息子にとっても辛いのだろうと思います。

夫も私や息子に何も尋ねようとしませんが、さすがに何も言わないまま次男も家を出るわけにいきません。

3月初め家族全員が揃った場で次男が、「就職が決まって引っ越す」事を父親に告げました。

「そうか、良かったな。」一言だけ返事がありましたが、どんな会社で住むところは何処なのか等、踏み込んで知りたいとは思っていないようでした。

そして3月の末に引っ越しが完了し出ていく際に、「体に気をつけてな。」と夫からの声かけに次男は驚きつつもやっぱり嬉しそうに「お父さんも気をつけて。」と言えたのです。

この父と子のやりとりが家を出る間際にできた事で、私もほっとしました。

そして私はと言えば、買い物中に次男の好物を見れば涙ぐみ、公園のそばを通ると鉄棒を練習するために一緒に毎日通った事を思い出しては涙ぐむ始末。笑

そろそろ私も子離れしなくてはいけませんね。

空いた次男の部屋に迫る危機

次男が出て行った事で、次男の部屋が空きました。

「お父さんが俺の部屋に荷物を置き出すかもしれないから、それだけは阻止して欲しい。」と言い残して行った息子。帰ってきた時にモノがいっぱいだと困りますからね。

私は夫と同じ部屋で寝ているのですが、夫が寝室にも荷物を大量に積んでいて寝る場所もなくなり、ドラ○もんではないですが、私は押し入れに体を入れて寝ています。

空いた次男の部屋で私が寝れば良いかと考えましたが、そうなればきっと今私が寝ている押し入れに、モノをためこみ出すに決まっています。

そうなると次男が帰省した時に私が寝る場所が無くなります。

空いているスペースをそのままにしておけないのが、「ためこみ症」という病気なのです。

空いているスペースには常にモノだらけになる危機が迫っている

空いているスペースには常にモノだらけになる危機が迫っている。

いろいろ考えましたが、次男の部屋に夫が不要なモノを置いてはいないか毎日チェックすることにしました。

常に空いているスペースにはモノがためこまれる危機が迫っていますから、それを阻止する策を練らなくてはなりません。

一つでもため込み症の夫が置いたカバンがあれば、即座に私は他の場所…すでに物が積まれた場所に移動させました。

職場の仲間に我が家を知られた

もうひとつ、最近私にとって不安なことがありました。

それは、現在の職場の仲間に我が家の場所が知られてしまったことでした。

3年ほど前に、通りがかる人が振り返って見ていくほど家の前に山積みになっていたモノを私が処分したのですが、そこには運転されることのない倉庫代わりのワンボックスカーと、とても古い軽自動車が置かれています。

その他3台のバイク、2台の自転車が家の前にずらりと並んでいます。こんなにゴチャゴチャしているのが、私は嫌でたまらないのです。

ただの倉庫になっているワンボックスカーの処分を夫に何度もお願いしましたが、受け入れられません。

軽自動車も古くて安心して乗れませんし、本当なら2台とも処分して、本当に使える1台の車が欲しいのです。そうすればバイクも綺麗にガレージに納めることができるのですが。

空いたスペースには、また夫が少しづつモノを置いてあり、それはすでに見苦しい状態です。

隠された悩みはこのモノであふれる車庫が我が家であると知り合いに知られる事

隠された悩みはモノであふれる車庫が我が家であると知られる事

外から家を見上げると、ベランダは夫のため込んだモノが床から天井近くまで積んであるのが見え、絶対着ない夫の服も万年吊るされています。

そんな我が家の状態を私は誰にも知られたくなかったので、人から自宅の場所を聞かれるといつも誤魔化してきました。

ですが今回は、自宅の前に私が立っていたところを職場の仲間が見たらしいのです。

表札をみてここが家なのだとわかったと言われ、「どうしてあんなに車やバイクがたくさんあるの?モノもいっぱいあるし、何かの教室でもやっているの?」と聞かれてしまいました。

私はドギマギしながら「どうしても片付かないの。あの家は私のヤミの部分だから見ないでね。」と冗談めかして言いました。

私は今の職場の雰囲気や、仲間が好きです。

仕事はハードですが、楽しく過ごせているのは、私の悩みなど全く知らない仲間と働くことで、働いている間だけは我が家の悩み全てを忘れられるからです。

それが崩される事を私はいつも恐れてきました。

恥ずかしいというよりは、辛い現実ときっぱり気持ちを離して仕事に出ているので、職場と我が家を別世界にしておきたいという気持ちなのです。

家のことを完全に忘れる時間が必要

職場の仲間達に夫のためこみ症に関する悩みを打ち明けることもできますが、そうなると私は職場でも我が家の呪いから逃れる事はできません。

私の心の健康を保つためには、家のことを完全に忘れられる時間が必要なのです。

それがたとえ、職場の人との交流に影を落としたとしても、私には「プライベートと職場の自分を分ける」ということが、どうしても必要なのです。

これからも自宅に関する話題にはのらりくらりと誤魔化すことにしましょうか。

いつか全て片付けても良い日が来たなら、私の心は解放され誰にでも明るく全てを打ち明けることができるでしょう。

私はいつも元気でパワフルで明るく振る舞っているのですが、本当はそんなふうに心の闇を抱えて生きています。

誰しも外見からはわからない悩みを抱えて、今日も生きているのでしょう。

 

コメント