ためこみ症の夫の荷物とわたしの初夏の心配事
またまた梅雨の季節ですね。モノだらけの我が家にとってジメジメした空気の中、独特のニオイと不快さで耐え難い毎日です。
毎年この時期に書いてますね同じこと…スミマセン。笑
家中に漂うニオイだけは息を止め続けるわけにはいかず逃れられないのでほんとに辛い…。
中には生ゴミなども集めるため込み症の方もいますから、きっと想像を絶する光景とニオイなのでしょう。
ため込み症というこの病気は本人に苦痛がないのが解決の難しいところで、周りの家族や地域の方などが深刻に悩み続けることになるのです。
ひと粒飲めばモノへの執着が無くなる、みたいなクスリがあれば良いのですがね…。

部屋入り口まで満杯のため込み症の夫の部屋のニオイに悩まされる
突然のため込み症の夫の発熱…浮かび上がる問題
相変わらず溜め込み症の夫が集めた大量のモノにまみれた我が家ですが、先日ちょっとした出来事がありました。
夕刻仕事から帰宅するといつも通りテレビの前でスマホやタブレットを手にした夫が「今日は熱があるから晩御飯はいらない」と言って寝室に入ってしまったのです。
普段は「おかえり」も「ただいま」の挨拶すらない冷たい雰囲気の中で夕飯作りに取り掛かる私ですが、さすがに「熱がある」と聞いて完全に放っておくのは気が引けます。
糖尿病がかなり進んでガリガリに痩せた現在も夫は好きなものをもりもり食べ、食欲がないということは滅多に無いのです。
ついに来るべき時が来て、内臓のどこかの異変で発熱しているのかもしれない、と私は思いました。
ここにはとても書けない様な残酷な気持ちもありますが(察してくださいね〜)長年一緒にいた情がこんな時には湧いてくるものです。
ご飯はいらなくても水分は要るでしょうから、すぐにスポーツドリンクを買ってきて寝室に寝ている夫に持って行きました。
「ありがとう」と何年かぶりに聞いた様な気が…。笑
気持ちが少し和んだのも束の間、私の頭にすぐに別の心配が浮かんできました。
それは、万が一救急車を呼ぶことになったらどうしようということでした。

溜め込み症の夫のモノがあふれる家に救急車が来たら…という私の心配。
寝室からこのモノだらけの家の中タンカで運び出せるだろうかという心配と、やはりこの家の状態を他人の目に見せたくないという気持ちです。
そしてもっと恐ろしいのは自宅で息を引き取ったりすることがあれば警察が家宅捜査に入る事です。
私の知人の中に2人もご主人が突然ご自宅で亡くなられた方がいて2人共が自宅に警察の調べが入ったそうなのです。
自分本位で不謹慎かもしれませんがこの家の状態を警察に調べられたくないと思っているのです。
夫を心配するより恥ずかしさに向き合わなければならないという不安の方が強いのですから私も善人とは言えませんね。
その日は同じ部屋で寝ている夫の気配を気にしつつ私も眠りにつきました。
翌朝、夫はまだ眠っていたので具合はわかりませんが私はいつも通りに出勤しました。
夕方仕事を終え「夫はどうかな」と思いながら帰宅しましたが…。
テレビ前でスマホとタブレットを見ながらせんべいをポリポリと食べているではありませんか!!
もう大丈夫なのか聞くと「ああもう大丈夫」との返事。
なーーんだ!!´д` ;
その日は複雑な気持ちで夕飯を作りました。
現実的なことを打ち明けますと、我が家の重要書類の置き場所は夫しか知らない為、急なことがあれば宝探しの様にモノに埋まるこの家からそれらを見つけ出さねばなりません。
以前からこのことは密かに私の大問題となっているのですが、夫は私を信用してなどいないのでしょう。
特にお金の類は私に伏せられています。
夫はとても疑い深く人を信じることはありません。他人はもとより妻である私に対しても同じです。
金融機関に関することをはじめその他重要なことは全部私は知らないのです。
これまでにその問題を解決できなかった私の責任でもあります。
とにかく会話どころか挨拶も交わさなくなった今、更に「あの書類はどこにあるの?」など聞けなくなってしまいました。
突然亡くなってしまったらとても困る事になりますから入院なりで生きている期間にいろいろ尋ねて確認しなければ。
それにしても、このとんでもないモノの量の中から何かを見つけ出すなど不可能に思えてウンザリしてしまいます。
元気になってモリモリ食べている夫を横目に私は悶々と先のことに思いを馳せたりしています。
車は無事に納車されるのかという疑念
ため込み症の夫が倉庫代わりに物を詰め込んでいたワンボックスカーと、古い軽自動車の2台をようやく処分することになり変わって1台の新車が来月に納車予定です。
ですが我が家の車庫にまだ倉庫がわりの車が荷物が詰まったまま放置されています。この車を処分しなければ新車を置くスペースがありません。
「片付ける片付ける!!」と新車に乗れると喜ぶ夫は言っていたはずですが、予想通り今のところ片付ける気配がありません。
車庫に置きっぱなしのたくさんの物も処分して綺麗にして欲しいと要望を出したのですが、これも変化無しです。
いつも通りテレビ前で1日中何もせずに過ごしている夫に本当に片付ける気があるのかどうか疑わしいところです。
いつになったら夫が重い腰を上げるのか私は何も言わずにじっと観察しています。
倉庫がわりになっている車からモノを家の中に移動させるのだけはやめてくださいと初めに夫に言いましたが…心なしかリビングやあちこちに少しづつモノが増えつつあるような。
いえいえ、気のせいということにしておきましょう。
正気を保つためには真実を真正面から見てはいけないのです。笑
そんなこんなでいろいろな問題が私の心の中にありますが、なんとかしようと思えば思うほど夫はのらりくらりと現実から離れてしまうことを私は知っています。
いろんな結果パターンを想定しながらも今日のことだけを考えて憂鬱にならないように気をつけています。
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