日々思うこと

いじめの記憶 その2  〜大人のいじめ〜 心の空洞

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大人になってからのいじめ

前回子どもの頃のいじめの経験について書かせていただきましたが、そんな出来事もすっかり忘れた40代の後半、ふたたびいじめに遭うことになります。

大人の場合はいじめとは言わないのでしょうか?まあ嫌がらせですね。

パートで調理の仕事についた私は、そこでリーダー格の同じ年頃のAさん(女性)から嫌がらせを受けるようになりました。

初めは私に対して異様にちやほやしてきたのですが、調理師の資格を持っていて手早く作業もこなしたことから私にリーダーの格を奪われると考えたのかもしれません。

Aさんはみんなのいる場で私に背を向け避けものにして皆んなに話したり、お菓子などは私にだけ配らない、とか、仕事の面でも大事な情報を伝えてくれないなどなどいろんな手段で私に嫌がらせをしてきました。

まあーこちらが逆に恥ずかしくなるような幼稚な嫌がらせです。

そんな毎日が続きましたが子どもの時のようにビクビクしたり怯えたりする気持ちは私には全くありませんでした。

馬鹿らしいとしか言いようがないのですが女性ばかりの厨房に、たまに男性の上司がやってくるとAさんはまるで別人のように顔つきから話し方まで「いい人」に変身するのでした。

ある意味すごい…。女はコワイ…。笑

他のメンバーもAさんに嫌われまいと彼女の言動に合わせているようです。

それならそれで私は一人きりでも構わないとAさんに対抗するでもなく批判するでもなく、ひょうひょうとして過ごしました。

同じ土俵には立ちたくありません。そんな私にさらにAさんは腹を立てていたことでしょう。

Aさんに合わせて誰かにイヤな思いをさせるなんてしたくないし仲間入りなど真っ平ごめんです。

結局はそんなくだらない出来事に取り巻かれる毎日がバカらしくなり半年ほどで私は転職したのですが、きっと今も彼女は新しく入ってくる人が気に入らないと同じように意地悪をし続けていると思います。

まさかこの歳になってこんな経験をするとは思いませんでした。

彼女の心の中にはきっと大きな空洞があり、それを埋めるために人に嫌がらせをしているのでしょう。

その心の空洞を作ったのは人に対する嫉妬や、中身のないプライド、あるいは何かに対する寂しさのようなものなのかもしれません。

哀れな人です。

そんな人に出会った時には、自分も他人にそのような不快感を与えていないか振り返るいい機会ですね。

困った人はほぼ自覚していないものですし、自分はどうだろうと時々は考えたいものです。


 

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