離婚

ためこみ症の夫との離婚 愛する我が家との別れ

ため込み症の夫の寝室ももモノが溢れかえっている 離婚

ためこみ症の夫との離婚 愛する我が家との別れ

ためこみ症の家族との長年にわたる暮らしの中で、私は深い悩みを抱えてきました。その全体像は、こちらのまとめ記事をご覧ください。↓

ついにため込み症の夫に離婚の申し出をして、私は新しい生活へと歩を進めました。

今回の記事は、家中モノで溢れかえった我が家から、ワンルームの新居に引っ越した、私の近況について書いています。

こんにちは「私の新しい家」

つい最近離婚を決意した私は、まずは新居を決めなければ…と考え、毎晩唯一の私の居場所である「納戸」でパソコンに向かいました。

これまで生きてきた中で最大の勇気を振り絞り、物件探しに取り掛かったのですが、隣の街にあるマンションを一目で気に入り、新居に決めたのです。

まだ離婚話を夫に切り出す前に新居を決めたのは、どんな話の展開になってもすぐに引っ越せるようにするためでした。

鍵を受け取ったその日さっそく新居に出向き、何もなくがらんどうの部屋でひとり、不安と喜びの入り混じった高揚感で涙が止まりませんでした。

ここが私の住まいになるのだ。

まだ実感は全く湧きませんでしたが、この小さな部屋を好きになる確信はありました。

お風呂やベランダもコンパクトながら小綺麗で、マンションのオーナーさんの愛情が感じられる素敵な部屋です。

何よりどうにか暮らしていける良心的な家賃。

もともと物欲もありませんし…というか物だらけの家に住んでいたからか、極力私は自分のものを持たないようにしてきたのです。

贅沢な暮らしに憧れるわけでもありませんし、こじんまりと節約しながら暮らしていくことは、私にはちょうど良いように思われます。

キッチンの棚をひとつひとつ開けたり、部屋のあちこちを見て「これからよろしくね」と心の中で挨拶をし、メジャーを取り出しては寸法を計って、これから揃えるべき物を考えました。

大きな不安を抱えながらも、何かに感謝したくなるような嬉しい気持ちになりました。

住まいというものも、ご縁なのでしょうね。

好きになれそうな物件に巡り会えたことはとても幸運でした。

離婚に向けて一人きりの引っ越し

私のシンプルな新居

不要なモノのない私の新居

さて、人知れずに我が家を出ていく決断をした私は、モノで溢れる我が家から新居で使うものをたった一人で運び出さねばなりません。

家電製品やベッドは新しく購入し、新居に届けてもらえば良いのですが、その他のものは自分で運ばなくてはなりません。

しかも、荷物を運び出していることを夫にはバレたくありません。

狭い新居に何を持っていくか?

優先順位の高いものから運び始め、徐々に我が家の中から私の物が減っていきました。

「こんなに私の物が減ったのだから、さすがに夫は何か気づいているだろう」とだんだん開き直りのような気持ちだったのです。

むしろ夫が何か勘づいた方が離婚話を切り出しやすいとすら思ったのですが、夫は全く私には無関心で何も気付いてはいませんでした。

夫の居るリビングルームをそそくさと荷物を持って通るのに、気づかないとは…。

自分のモノ以外には関心がないからか全く気付かないのが不思議です。



さよなら愛する我が家

ため込み症の夫の寝室にもモノが溢れかえっている

ため込み症の夫の寝室の半分以上はモノで埋まっている

夫の溜め込んだモノに埋もれた我が家ですが、長年暮らした愛する場所であることは間違いありません。

人が食べ過ぎて病気になるように、家もモノをため込み過ぎて病気になのでしょう、どの部屋も薄暗く空気は澱んでしまいました。

本来なら窓も多く、外の光をたくさん取り入れる事ができる家なのですが…。

私には、ため込み症の夫が溜め込む大量の荷物から、我が家を救うことはできませんでした。

掃除ができる範囲は限られていますが、出ていく前にできる限りこの手で、長年お世話になった我が家を掃除しておこうと雑巾を手にしました。

もはや掃除機が活躍できる場所はありません。ほとんどの床にはモノが積み上げられているからです。

ここだけは夫がモノを置かないように、と死守してきた階段の板を1段ずつ拭きながら、子ども達がまだ幼く賑やかに走り回っていた頃のことを思い出し、胸が締め付けられるようでした。

お風呂の床を磨きながらも「このお風呂で子ども達と一緒に湯船に浸かり、クイズなんかして遊んだっけ」とか。

忘れていた我が家でのさまざまな思い出が懐かしく甦ってきました。

新居に出会いの挨拶をしたように、苦しみも悩みも楽しみも幸せも味わった我が家に、心の中でお別れの挨拶をしました。

「さよなら我が家」

胸がいっぱいになり、雑巾を手にしたまま涙が出ました。

掃除を終え、猛暑日にクーラーもない玄関の床に寝転がって「ここで一休みするのも最後だな。」と天井をぼんやり見つめていました。

この家を愛している気持ちが、最後になって私の胸を締め付けましたが、私は出ていく決心をしたのですから気持ちを切り替えなくてはなりません。

その翌日、私は夫に離婚宣言をして、思い出のたくさん詰まった家を出ました。

夫はすぐには納得がいかないようでしたので、あと何回かはこの家に入ることになりますが、もうここの住人ではなくなるのです。

長かった戦いは終わりました。夫の物が積み上げられた家を片付ける事が、私の使命だとすら感じていたのですが、その役割を放棄したのです。

さよならしたのは夫や我が家だけではなく、それまでの自分の考え方や生き方ともお別れする気がしています。




ためこみ症の夫についての初めに書いた記事はこちらです。↓ 

 

コメント

  1. まり より:

    はじめまして、自分と似たような環境でしたので、投稿者様の動向をハラハラドキドキしながら密かに読ませていただきました。共感するところがありすぎて時には涙してしまいました。
    とうとう、お引越しされたのですね!おめでとうございます!ぜひ、自分だけの空間を楽しんでください!
    私も子供が数年で独立しますので、お一人様に慣れる練習を少しずつですがやっております。
    投稿者さまから勇気もらいました。
    これからも応援してます!
    (ご主人の反応が気になります)

    • tikutaku tikutaku より:

      まりさん はじめまして。
      我が家を出てまだ3週間も経たないのですが、もう新しい家に早くもしっかりとした愛情が芽生えているのを感じています。押し入れで眠ったり掃除機もかけるところがなかった今までの生活をこうして離れて客観的に見る事で新たに考えることもあります。まりさんも似た環境におられるということで、日々大変なこともたくさんおありでしょう。子どもさんのためにといろいろ耐えていることもあるでしょうね。お一人様のご準備は生きていく上でじゃまにはなりませんしいいと思います。これからどうなっていくのかは私自身もわかりませんが、自分の気持ちに素直に生きていけたらいいなと考えています。まりさんもどうぞ大変な毎日を明るくクリアしていってくださいね。お互いに頑張って生きていきましょう。今回の私の決断に対する夫の様子についてはいろいろ思うこともあり考えを整理している段階です。また書かせていただきますね。いつも読んでいただきありがとうございます。