ためこみ症

まだまだ続く「ため込み症」の夫と妻の静かな攻防戦

ある日突然に現れたリビングの棚 ためこみ症

「ため込み症」の夫と妻の静かな攻防戦

物を溜め込みたいという夫と、少しでも片付けたいと思う私の静かな攻防戦が長年続いています。

ため込み症の夫の座る座椅子の周りは高くモノが積まれていた

棚が現れる前のため込み症の夫の座椅子周りにはモノが高く積まれていた

夫の退職後、彼の座る座椅子の周りはさらに多くの物が積み上げられるようになりました。

突然に現れた大きい棚

そろそろ不要なモノで飽和状態だと思う私の思いに反して、夫は限りなく新たにモノを買い続けています。

リビングルームはすでにいっぱいで、テレビ前に置いた夫の座椅子から、テレビまでの1メートルほどの僅かなスペースが、唯一床の見える場所になっています。

今回新たな棚が現れたのは、その夫の座椅子の右壁際のところです。

次の写真の手前にあるのが夫の座椅子で右側に積まれていた荷物の山がラックに移動しています。

リビングの壁際にもモノが積まれるがまだ棚は無い

2022年5月撮影

左側に入力する内容

ある日突然に現れたリビングの棚

2023年2月撮影

右側に入力する内容

普段から現実逃避を心掛けている私は、この悲惨な部屋の全貌をまともに見ないようにしているのです。帰宅してすぐには、この棚が現れた事に気が付きませんでした。もちろんいつも通り、「おかえり」の言葉のなく夫は黙っています。

挨拶すらできない夫婦だということは、ため込まれたモノよりも深刻な問題だと思うのですが、仕方がありません。

上着を脱ぎ休む間もなく夕飯の支度にかかり、壁の時計を見るためにリビングに目を移した私は愕然としました。

朝には無かった大きな棚が置かれているではありませんか。

しかもまるでずっと前からそこに存在していたかのように、すでにぎっしりモノが積まれ、ハンガーに吊られた服がぐるりとかけてあります。

私が仕事で留守の間に、夫はウキウキと新たな棚に物を移したのでしょう。

私はショックでした。

とにかく大ショックでした。

「これ以上もうモノを増やさないで!!!!!!」と泣き叫びたくなりました。

ですが私は黙っていました。

そして「まだまだ夫はため込むつもりなのだ」と確信しました。

どんなに私が泣こうが怒ろうが、彼には全く通じないのを25年以上共に過ごした月日の中で、うんざりするほど経験してきました。

以前の私なら気を取り直し、タイミングを見て言葉を選び、夫に「物を増やさないで」とお願いした事でしょう。

ですが、どのようにアプローチしても夫は変わらないことを嫌というほど知っている私は、ただ黙っているのです。

まるで何にも気づいていませんという顔でいつもの家事を無心でこなしました。

私は改めて、まだまだ自分の心をうまくコントロールしなくてはならない、と実感しました。まともに考えたらこちらがおかしくなってしまいますから。

繰り返される攻防戦

今回棚が現れたのは、夫の座椅子から手が届く場所でした。

「座椅子から手の届く距離はモノで埋まるだろう」と予想した通り、大量の物が積み上げられ、かろうじてベランダに出る床スペースしか残っていません。

物を溜め込みたい夫と、少しでも片付けたい私の、静かな攻防戦が毎日繰り広げられます。

夫が寝室に移るのを待ってから、夜中に私は床に広がった物を端に寄せます。そして朝、私が出勤した後に、元通りかそれ以上に夫がモノを広げるのです。

大量にある物を私が嫌がっているのを知っていますが、片付ける気持ちはこれっぽっちも夫にはありません。

夫は自分以外の人の気持ちを察し、相手に合わせることはできないのです。

テーブルに散らばるため込み症の夫のモノ

ダイニングテーブルはため込み症の夫の物が積まれこの状態

自分の心をコントロールし、健全に保つこと

夫にとっては自分の価値観が全てであり、自分の考えや行動に疑問をもったり反省することはありません。

家族が困ったり苦しんだりしていても、理解しようと思いませんし、逆に「おかしいのはそっちだ」と主張します。

久々に大きな棚が出現し、改めて私は自分をコントロールしなければ心が病んでしまうと感じました。

これまで何度も何度も、そのような絶望と割り切りを繰り返してきた私ですが、モノが増えていく事を目の当たりにするとやはりショックなのです。

増え続ける夫のモノは棚やラック、引き出し式の入れ物に収まる事が多く、さらにその周りにモノを積み上げるというスタイルです。

ですから今回のように、大きな棚が現れるということは「まだまだモノを増やし続けるぞ」という彼の意思なのです。

変わらない夫にイライラしたり、腹を立てることで自分のストレスを増大させてしまわないように、私は自分の心をコントロールしなければなりません。

自分にどうしようも解決できないことにエネルギーを消耗したくありません。

夫の影響でメンタルを崩す私でいたくありません。

それは人知れず行われている私の内なる静かな闘いです。

ここに住む以上、たった一度の人生をムダにしたと思わないために、小さな幸せを大切し、憂鬱な要因は心の中から排除するしかありません。

そんなふうに自分をたしなめながら夫が居ないスキに、壁掛け時計を覆っていたモノを移動させました。

時計の前に物を置かれちゃ何時かわからないじゃないですか!!と心の中で叫びながら…笑   

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