ためこみ症

ためこんだモノの重さを推測する|ためこみ症の夫

ためこみ症
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ためこんだモノの重さを推測する

リビングにも相当な重さのモノが置かれている

リビングにも想像以上の重さのモノが積み上げられた

今から約20年前に家を建て替える時に考えもしなかったこと。

それは新しい家に想像以上の凄まじい量のモノが詰め込まれることでした。

夫は家族の悩みにも無関心で着々とモノを増やし続け、退職後の今もそのペースは衰えるどころかさらに増しています。

当然モノには重さがあります。

想像をはるかに超えた量のモノには同じく想像をはるかに超えた重さが存在するのです。

視界に圧倒されて「重さ」について私は認識していませんでした。

今回は重さの問題に焦点を当て、ためこみ症の夫に長年悩まされている我が家のリアルな現状をお伝えします。

重さの認識

リビングにため込まれた大量のモノ

大量のモノで埋まったダイニングテーブルのまわり

何年もの間この恐ろしいほどのモノの多さに悩み続けてきた私ですが実際にこのモノたちにも「重さ」があるのだと認識したのは約5年前に車庫の荷物を片付けた時でした。

それまでは視界から入る光景に圧倒されてそこに重さが存在しているという認識がなかったのです。

車庫には凄まじい量の段ボール箱と散乱する服やバッグ、工具などがあり高さは150㎝ほどはあったでしょうか。(今思えば写真を撮っておくべきでしたね)

通りがかる人々が不審な目や興味本位の目で我が家の前を通り過ぎることが私は苦痛で仕方がありませんでした。

夫の気まぐれ?で車庫を片付けてもいいと許可をもらった私は仕事の合間におよそ2ヶ月かけてそれらを処分したのです。

その状況はこちらの記事でお伝えしています⇩⇩⇩

事情を詳しく知らない友人からは「そんなの全部売ってしまえばいいじゃない」と言われるのですが、売れそうなものはほとんどありませんでした。

何もかもが砂埃にまみれ太陽光に当たって劣化していましたし、綺麗な状態でも私には必要だと思えるモノはありませんでした。

というわけでそれらの大量のモノは車に積んで大型ゴミ処理場に運ばれ、重さに対して処分費を支払いました。

10kgで70円くらいだか忘れましたが毎回500円ほど払ったような気がします。

「今日は何kgあると思う?」とか「30kgか、意外と軽かったね。」など言いながら何回も何回も次男と一緒にそれらを運び入れました。

記録にはとっていないのですが車庫の荷物だけで1トンほど処分したと思われます。

その経験から、服ばかり入っている段ボールが意外に重たいことや、夫の好きな細々した小さなモノたちも集まると相当に重たいということを身をもって感じたのです。

この先に待ち受けるいつか片付けなければいけないXデーがやってきた時私はどのくらいエネルギーを費やしなければいけないのだろうとうんざりしました。

そして部屋を見渡し「この辺りで何kgの重さがあるのだろう」と気にし始めました。

台風の日など風で家がゆらゆら揺れたり、地震があったりすると「モノの重みで家がくしゃっと潰れはしないか」と心配するようになったのです。

推定重量

我が家で一番使い物にならないのは1階の夫の部屋です。

まず、入ることができません。笑

夫の部屋は入り口までおよそ1トンものモノで塞がれている

およそ1トンはモノがあると思われる夫の部屋の入り口

写真のように飽和状態で入り口までモノが積んであります。

そしてこの家が新築されたと同時に夫の荷物でいっぱいになった地下室がこの部屋の下にあるのです。

3畳ほどの小さな地下室で、ワインや野菜の保管に良いと考え作ったのですが結局その地下室に私は一度しか降りることができませんでした。

地下ですからモノの重みの影響は無いかも知れませんが、箱詰めのまま相当な重さのモノが眠っています。

記憶からざっと見積もって地下室に500kgほどはありそうです。

そしてその上の夫の部屋は、家具などを除いて少なくても1トンはある感じがします。

2階のリビングルームも推測してみます。

テーブルから出窓の間が一番ためこみがひどいところです。高さは130㎝ほど幅250㎝、奥行き100㎝くらいの範囲でモノが積んであります。

主には服やバッグですがその他いろいろなモノが混じっていますがそのあたりで少なめに見て300kgほどでしょうか。

そしてその手前にテーブルがあり窓際もモノで埋め尽くされています。

そのあたりの合計は同じく300kgくらいかしら。

そしてつい最近突然に現れた掛け時計下の大きなラックから夫の座椅子周りには100kgほどはあると思われます。

ベランダには200kgほどはモノがあるでしょうか。

そして3階ですが改めて見てみるとまたモノが増えている印象です。

写真では分かりにくいのですが手前の布団から奥のテレビまで150㎝ほどの奥行きがあります。

奥の壁掛け時計はずいぶん前から止まっています。

夫の万年床の周りも相当な重さのモノが積まれている

夫の万年床の周りのモノにも相当な重さがあると思われる

夫の万年床の周りに300kgはあるでしょうか。

夫の万年床の窓際にも大量のモノが置かれている

夫の布団周りにも細々したモノがぎっしり。相当な重さがありそう。

やはりこの万年床周りの大量のモノも全く使われることはなくただただ置いているだけです。

まとめてみると

1階と地下室で 1500kg

2階とベランダで 900kg

3階寝室 300kg

合計 2700kg!! ∑(゚Д゚)

少なめに見積もってこの数字…。

あくまで夫のため込んだモノの重さの推定なので実際には普通に生活するための家具や電化製品などもありますからもっと家に重さがのしかかっていることになります。

家の構造的にこの重さは大丈夫なのかしら。危険だとしてもどうしようもないのですが。

そしてこれがおそらく私がこの先処分しなくてはいけないモノの重さなのです。

ちょっとまって…

目眩がしてきました。笑

来たるXデーに備えて

いつか具体的に推測しようと思いながら先延ばしにしてきたのですが今回概算で少なくても2700kgモノがあるのだと分かりフクザツです。笑

今はひたすら現実逃避をして自分のメンタルを護っていますが、いつかXデーがきた時に現実と向き合いこの2700kgをどうにかしなくてはなりません。

Xデーとはつまり…夫が長期の、退院できないような入院をする、もしくは亡くなる日です。

夫が生きている限りこの状況は変えようがありません。

彼を説得することは誰にもできませんし不可能なのだということを私は嫌というほど思い知っているのです。

そうこうしているうちにまた今日も紙袋をガサゴソいわせながら買い物から帰ってきたようです。

「これで満足」という線引きが無いのですから、もし彼一人しか存在しなかったら地球を埋め尽くすのではなかろうか…。

などなど考えながら私は来たるXデーに備えて僅かしかないスペースで毎日こっそり筋トレをしています。

おそらく気力体力の必要な作業がこの先に私を待ち受けているのですから、何とか健康でいなければなりません。

そして家がこの重さに耐えてくれる事を願っています。

やれやれ…人生って滑稽ですね。笑

メンタルが病んでしまうので、いったん2700kgのことは忘れるとしましょうか。



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