ためこみ症

静かな攻防戦と心のコントロール|ためこみ症の夫

ある日突然に現れたリビングの棚 ためこみ症
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静かな攻防戦と私の心のコントロール

ためこみ症の夫が退職してまる3年が経ちました。

相変わらず誰とも交流せずにひたすらテレビ番組を映しながらスマホ、タブレット同時進行で何かを調べたり、動画を見たりしています。

夫の座る座椅子の周りは高くモノが積まれていた

棚が現れる前の夫の座椅子周りにはモノが高く積まれていた

彼の座る座椅子の周りは予想通りモノの山が日に日に高くなりました。

そして先日また一つ大きな棚が突然リビングに現れたのです。

今回はそのことで私は改めて自分の心をうまくコントロールしなくてはならないと実感したお話です。

突然現れた大きい棚

もうそろそろ家中不要なモノで飽和状態だと思う私の予想に反して夫は退職後も限りなくどこからか新たにモノを買い続けています。

リビングルームはすでにいっぱいであり、テレビ前の夫の座椅子前からテレビまでの僅かなスペースが唯一床の見える場所になっています。

今回新たな棚が現れたのはまさにその夫の座椅子の右側に積まれた壁際の荷物のところです。

次の写真の手前にあるのが夫の座椅子で右側に積まれていた荷物の山がラックに移動しています。

リビングの壁際にもモノが積まれるがまだ棚は無い

2022年5月撮影

左側に入力する内容

ある日突然に現れたリビングの棚

2023年2月撮影

右側に入力する内容

なるべく普段から現実逃避を心掛けている私は仕事から帰ってきた時この棚が現れた事に気が付きませんでした。もちろん夫も黙っています。

何しろ「ただいま」「おかえり」の言葉も今はかけ合う事ができない夫婦なのです。(これはため込まれたモノと同等かそれ以上に問題だと思いますが仕方がない)

上着を脱ぎ休む間もなく夕飯の支度にかかった私でしたがいつもは目に入れないようにしているカウンターキッチンの向こうの景色に目がいったのは時計を見るためでした。

「ん?!」

朝には無かった大きな棚が置かれているではありませんか。

しかもまるでずっと前からそこに存在していたかのようにすでにぎっしりモノが積まれハンガーに吊られた服がぐるりとかけてあります。

この1日の間に夫はラックを仕入れてきてそこに置きウキウキとモノを並べたのでしょう。

私はショックでした。

大ショックでした。

「これ以上もうモノを増やさないで!!!!!!」と泣き叫びたくなりました。

ですが私は黙っていました。

どんなに私が泣こうが怒ろうが彼には全く通じないのを私は25年以上過ごした月日の中でうんざりするほど学習していました。

まだ心が通じ合うと信じて頑張っていた以前の私なら気を取り直し、言葉を選びタイミングを見て夫に「お願い」した事でしょう。

もしくは「いい加減にして」と頑張って激しく言ったかもしれません。

ですが夫が退職し、どんなお願いにも応じず片付ける気配もないことから私は頑張ることをやめてしまいました。

夫が私がどのようにアプローチをかけても変わらないことを嫌というほど知っている私は自分がこれ以上傷つかないように黙っているしかないのでした。

まるで何にも気づいていませんという顔でいつもの家事を無心でこなすのです。

毎日が攻防戦だった場所

案の定すぐにモノが積み上げられた夫の座椅子周り。

今回棚が現れたのは座椅子から手が届く場所でした。

ダイニングテーブルが物置となっている我が家では、お祝い事など子ども達も集まる時のためのスペース、つまり夫の座椅子のあたりに小さな折りたたみテーブルを置き料理を広げ周りに座るか立つかしかできないのです。

良く言えば立食スタイルパーティー。笑

そこに座椅子が置かれた当時「モノで埋まるのは時間の問題」と予想した通り、かろうじてベランダに出れるケモノ道のような床スペースしか残されませんでした。

少しでも床が見える部分を維持したいと全てが埋められるのを防ぐのに私は必死でした。

スペースを得るための静かな攻防戦が毎日繰り広げられる場所だったのです。

夫が先に寝室に行くのを待ってから夜な夜な私はモノが床に広がらないように押し返し、朝は私が出勤した後に元通りかそれ以上に夫がモノを広げています。

きっと夫は自分のモノが移動させられている事に不満があってついに棚を置いたのでしょう。

夫にすれば「何故オレの家なのに我慢しなければいけないのか」という気持ちなのでしょう。

それは尋ねなくてもわかるのです。

夫には自分以外の人の気持ちを察したり相手に合わせることはできないのです。

テーブルに散らばるモノ

ダイニングテーブルは家族が囲む事なくこの状態

自分の心をコントロールする大切さ

夫にとっては自分の価値観が全てであり、自分の考えや行動に疑問をもったり反省することはありません。

家族が困ったり苦しんだりしていても理解することはありませんし逆に「おかしいのはそっちだ」と主張しかねません。

久々に登場した新たな大きな棚の出現に改めて私は自分をコントロールし直さなければ病気になってしまうと感じました。

これまで何度も何度もそのような絶望と割り切りを繰り返してきた私ですがモノが増えていく事に慣れることはありません。

増え続ける夫のモノ達は棚やラック、引き出し式の入れ物に収まる事が多くさらにその周りにモノを積み上げるスタイルです。

ですから今回のように久々に大きな棚ができるということは「まだまだモノを増やし続けるのだ」という彼の主張のようにも受け取れます。

そしてすでにいっぱいの棚にさらにモノが置かれてそこを拠点にして周りが今よりも大変な状況になることを予測し、心の準備をしなければと思いました。

変わらない夫にイライラしたり腹を立てることで自分のストレスを増大させてしまわないように私は自分の心をコントロールしなければなりません。

2、3日は憂鬱な気持ちにもなりましたが、いつまでも夫の影響でメンタルを崩しているわけにはいきません。

それは人知れず行われている私だけの静かな闘いです。

ここに住む以上、たった一度の人生をムダにしたと思わないために私は小さな幸せを大切し、その他の憂鬱な要因は自分の心の中から排除するしかありません。

そんなふうに自分をたしなめながら、壁掛け時計を隠すように置かれていた棚の上のモノを移動させました。

何時かわからないじゃないですか!!笑



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