夫の中の幼稚な自己顕示欲
周囲から注目を浴びたり自分をアピールしたいという気持ちは、大なり小なり誰にでもあると思います。
夫の場合この自己顕示欲が極端に幼稚であると感じることがあり、その度に私は理解できず悩んできました。
それらのことは重度のためこみ症と無関係ではないように私には思えるのです。
今回は夫の幼稚な自己顕示欲について考えます。
初めて記事を読んでくださる方はコチラの記事もどうぞ⇩
ふたつの出来事
細かいエピソードは数え切れないほどあるのですが、「なぜそんなことをするの??」と私が焦った出来事から次のふたつをご紹介します。
ひとつ目は子どもたちが小学校の低学年頃だったと思うのですが春のお花見シーズンで起きた出来事でした。
夫はあまり子どもに興味がなく私が積極的に誘って家族揃って遊びに出かけていましたがその日もそうだったと思います。
そろそろ帰ろうかという時間だったと思うのですが、夫がなぜか興奮気味にふざけた様子で公園内の小川沿に生えている木の枝にぶら下がって体を揺らし、ついにはその枝を折ってしまったのです。
桜の木ではなかったと思うのですが、それでも公園内の木ですし見ていて気持ちの良い光景とは思えません。
普通なら子どもがそのようなふざけ方をしていれば親は注意するでしょうし、そうではなく父親がふざけて子どもの前で枝を折っているのですから…。
私は遠目に見て驚いてすぐに夫に近寄り「周りの子どもたちが見てるし真似されたら困る」と言うとそれに対して「枝を折るくらい大した事ではない」という返事でふざけている態度は変わりません。
周囲の人々の冷たい視線を浴びてその場を走って逃げ出したい気持ちになったことを覚えています。
ふたつ目の出来事は子どもたちがもう少し大きくなった頃レストランの待ち時間に起きた出来事でした。
その日は久々に家族で外食しようという事で出かけたのですが混んでいて狭い待合室で3、4家族くらいの人が順番を待っていました。
お腹は減っていましたがその場の人たちも特にイライラとした雰囲気になることもなく時間が過ぎていきました。
そこに1匹の小さな黒い虫がどこからか現れ、床を横切り待合室の真ん中へ歩いてきました。
ゴキブリではありません。カナブンのような形の小さい虫です。
皆んな退屈していましたし一瞬その虫に皆が注目したように感じた瞬間
バンッ!!
突然夫が何食わぬ顔で踏み殺してしまったのです。
私は言葉を失いました。子どもたちも何も言いませんでした。
ですが隣に座られていたご家族の奥さんが非難を込めた目で夫や私たちを見て身体を遠ざけようとされていました。
その場に居合わせた人が皆夫に注目し非難の目を向けていたと思います。
特に危険もない虫がとことこ歩いていただけなのに、何故踏み殺す必要があったでしょう。
夫だけが「たかが虫くらい殺して何が悪い」とでも言うような得意げな顔で平気でいるのです。
その場の凍りついた雰囲気など夫には理解ができないことを私は知っていましたし、その場で私が何か言葉でたしなめたとしてもさらに周囲を驚かせるようなセリフが返ってくる確率の方が高いのです。
私はうつむいたままなんとかその場を凌ぎましたがせっかくの楽しい時間が台無しになるほど内心狼狽しました。
どうしてそんなことをするのか?どうして周りの人の気持ちが考えられないのか?
結局私は夫に問いませんでした。
「虫ごときの事で」「そんなくだらないことを気にする方がおかしいのだ」という答えが返ってくるのがわかっていたからです。
それでも本当は抗議するべきなのかも知れません。
ですが私はほとほと疲弊しきっていたのでした。
幼稚な自己顕示欲と想像力の欠如
先のふたつのエピソードは数ある中の特に印象に残っている出来事です。
どちらも多数の見知らぬ人たちに囲まれ、ただただ注目を浴びたいという幼稚な自己顕示欲から起こした行動だと思います。
公園で枝を折ったのはハイテンションになりすぎてやってしまった行為なのか、虫を殺したのは待ち時間が長くて顔には出さないがイライラしていたのか理由はわかりません。
夫は普段は大人しくそのようにふざけることはあまりありませんし、初対面の人や交流の浅い人などの目には夫は「穏やかな人」とうつるらしいのです。
その姿と何かのスイッチが入ったように…おそらく幼稚な自己顕示欲のためにふざける姿のギャップの大きさは不気味ですらあります。
色々考えてみましたが、深い理由もなくその時の気分でただ目立ちたかったということなのでしょう。
周囲の人々が不快を感じているとしても夫には人の気持ちを想像したり汲み取る力がありませんし、そもそも人を不快にさせたとしてもそこに罪悪感など感じることができないのだと思います。
SNSなどで迷惑行為動画を投稿したりして世間を騒がせる方がいますが、それと似たような感覚なのかもしれません。
良いことをして目立つことができれば良いのですがそれは簡単ではないですから、人に不快感を与えることで手っ取り早く注目を浴びるような事をしてしまうのかもしれません。
これをしたら次にどうなるか?これをしたら周りの人がどう感じるか?それらを想像することが極端に苦手な人が夫の他にも多く存在しているのでしょう。
そう考えると我が家にためこまれた多くのモノが道路に面した車庫に積み上げられていることや、ベランダにもぎっしりモノが積まれている様子は間違いなく人目を引きます。
「オレはこんなにモノを持っているのだ」という自慢と自己顕示欲がもしかしたらそこにあるのかも知れません。
まさかの目立ちたい精神からモノをためこんでいる説。笑
…冗談抜きに幼稚な自己顕示欲の現れとしてモノをためこんでいるのかも知れません。
モノをためこむこと、幼稚な自己顕示欲、想像力の欠如…これらの夫の特徴の根っこは同じところにあるのではないだろうかと私は感じています。
やれやれ…。考えるだけで疲れちゃう。笑
「夫がためこむのは何故か?」という疑問は常に私の頭の片隅にあるのですがほどほどにしておかないと精神を病んでしまいますから今回はこの辺で…。
コメント