この秋の我が家
暑い夏があっという間に過ぎて、秋がやってきました。
この秋の我が家も相変わらず夫のためこみ症のためめちゃくちゃですが、私は日々自分の中で葛藤し現実逃避しながらも健康で元気に過ごしています。
歌番組を見ながら歌の動画??
相変わらずモノに溢れた我が家のリビングでは、飽きる事なく夫が毎日一日中テレビや動画を観て過ごしています。
テレビを観ると言ってもじっくり観ているわけではありません。
ひっきりなしに録画リストからチョイスした番組をチラリと見ては少し経つと削除しています。そして新しい番組を録画するために録画予約画面へ移り…。
最近こんなことがありました。
私がキッチンで料理をしていると夫が見ているテレビからは歌番組、そしてタブレットからは別の歌番組が同時に流れているのです。
私は呆れながらカウンターキッチンから座椅子に座った夫の様子を見ていましたが、どちらの歌も聴いているのかいないのかわかりませんでした。
どんなに良い歌でも2曲同時に流れていてはどちらにも感動できないと思うのですが。
そういえばこの夏、夏の甲子園の試合をテレビで見ながらタブレットからはプロ野球の動画が流れていた事がありました。
いつもテレビと同時にタブレットやスマホから動画や何かのサイトをを見ている夫ですが、さすがに同時に野球の試合はないだろうとツッコみたくなりました。笑(もちろん黙っていますが)
そんなヒマがあるなら片付けてくださいと叫びたいところですが時間の有る無しに関係なく彼にはモノを処分する事は到底できないでしょうから仕方がないです。
まともに向き合ってしまうとこちらがおかしくなりますから要注意です。
さらに増えた大量のモノ
次の写真はこのブログで何度も紹介しているリビングの様子ですが、最近目に見えてさらにモノが増え出しました。
写真で見ると背景も手前のものも区別がつかない光景ですのであえてテーブルの上のモノの山に赤でラインを入れてみました。
斜め上から撮った写真ですが、高さは60センチほどあると思います。少し前までは山の高さはこの半分ほどだったのですが、最近一気に積み上げられています。
私の休日には殆ど外にもいかずに座椅子に座っていますから、平日私がいない時に買い込んでくるのでしょうか。
そろそろ飽和状態かなと思っていましたが甘かったようです。
上の写真は、リビングのテーブルが使えなくなったので私が書き物をしたり子どもたちが食事を取れるように4年ほど前に購入した簡易テーブルです。
私たちの使う頻度が少なくなるとこんな感じでモノが置かれてしまいます。油断も隙もありません。
そのテーブルの足元もモノで溢れて足が置けない状態です。初めはゴミ箱一つだけ置いてあったのですが今は夫の食べ物や買い込んだモノが所狭しと置かれています。
ここまでひどくなったのはやはりこの夏あたりからでしょうか。もう私も三男もあまりに汚すぎてそこは使えなくなりました。
夫はテリトリーが増えた事に満足しているのかそこで朝食、昼食はとっています。(何故か夜はリビングのテーブルの上の僅かなスペースで食べています)
それにしても使うことのないこれらのモノをどんな心境で積み上げているのか長年見てきましたが全く理解できません。
きっと本人にも確たる理由は言えないのではないかなと思います。
そして最近何よりショックだったのは2日ほど前に我が家の軽自動車の中までモノが詰め込まれていたことです。
もう一台あるワンボックスカーはすでに車内天井いっぱいまで、モノが詰まっていて運転席に座る事もできません。
この軽自動車もずいぶん前はモノで埋まっていたのですが春まで自宅にいた次男が5年ほど前に免許を取り車内をきれいにして乗っていたのです。
その間はさすがに夫も遠慮したのか車内にため込む事はありませんでした。
ですがこの春に就職のために次男が家を出たために、ここぞとばかりにためこみを再開したのでしょう。現在この車は夫が殆ど一人で使っているのです。
少し誰も乗らないとこんな事になってしまいます。本当にウンザリしてきます。
車中のモノをとりあえず家の中に移動させると…また新たにモノを詰め込むに決まっています。
予想通りの展開ですが、無限のためこみループに恐ろしささえ感じます。ためこみ欲は満たされる事はないのでしょう。
不安が強くなるとモノが増えるのか
テーブルの上の山もそうですが、軽自動車がいっぱいになったのもここひと月ほどのことでしょうか。
まあ、増えたと言っても今さらですが。
4月に夫は糖尿病の数値が悪いとかで突然2週間入院したのですが、それから数値がどうなっているのか私にはわかりません。
私が一方的に気を遣い夫に話しかけコミュニケーションを取ってきたのですが2年半ほど前に辞めてしまったために夫婦の会話も全く無いのです。
様子を見ていると、退院後しばらくは食事に気をつけているようでしたが、最近はパンやお菓子、果物がそこらに置いてあります。
おまけに運動は全くせず動くのはトイレに立つ時くらいですから数値が良くなっているようには思えません。
まだ足が痛むのか貧乏ゆすりをしながら足をよく揉んでいます。
私の推察では健康への不安が強くなっている事がモノが急に増え出した原因ではないかと思います。
そうする事で自分の不安を紛らわせているのでしょう。
糖尿病はとても辛い病気です。一番の楽しみである食事に制限をかけなければならず、本当なら夫婦で支え合いながら一緒に乗り越えるべき病気だと思います。
ですが私たちは支え合うどころか会話すらないのです。
夫は私が食事についてとやかく言うのを嫌いますから自分で好きなようにしていますがコントロールが難しいのでしょう。
気の毒には思いますが、もしまだ会話があったとしても私が良かれと思ってかけた言葉に対して夫からは心ない返事しか返ってこなかったと思います。
夫には相手の感情を汲む事ができませんから仕方ないですね。
最近のモノの増え具合に不気味さを感じ、夜中にふと目覚めた時に「このままどんどん増えていくモノを最終的にどうやって始末すれば良いのだろう」と考え出したら最後、私は眠れなくなってしまうのです。
ですからできる限り『今は考えない』という意識で徹底的に現実逃避をしながら、現在自宅から通勤している三男の生活を守るためになんとか頑張って毎日を送っています。
時々襲われる絶望感と闘いながら…。
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