ため込み症の夫が物をためこむ心理と要因
ためこみ症の家族との暮らしの全体像は、こちらのまとめ記事をご覧ください。↓
夫はなぜ必要でないモノを大量にため込んでしまうのか?その理由は何なのか?
モノで空間を埋め尽くそうとする夫の行動はどんなに周りが阻止しようとしても止みません。
病気だとはいえその行動は不可解で、長年一緒に暮らている私にも「彼が何を求めてモノを集めるのか?」「モノを集める事で何を得ているのか?」今だにさっぱり解らない疑問なのです。

入り口にもモノをため込み入る事ができないため込み症の夫の部屋。
コンプレックスを物の多さで埋めようとしている?
ため込み症の夫がモノをためこむのは何故か?それは一緒に暮らす家族として常に考えてしまう事ですが、「何か大きなコンプレックス抱えているために夫は物に執着してしまうのではないか」と思うことがあります。
他人への言動や、物の見方などから自分に強いコンプレックスを持っていてそれに対する不安があるのかもしれないと感じます。
特に相手を見下げる様な態度が多いことは裏返すと自分の何かに対するコンプレックスの表れなのではないでしょうか。
コンプレックスと溜め込むことが関係あるかはわかりませんがモノをたくさん所有する事で自分の引け目に感じていることを埋めようとしている行動のようにも思えます。
得をしたということに満足感を得ている?
ため込み症の夫はフリーマーケットやリサイクルショップが大好きで、私が子育てに奮闘している時期でさえ、一人で気ままに出て行きたくさんの不要なモノばかり買ってきました。
使えるモノならばまだ我慢できるのですが概ね我が家に用はない不用品でしたし、私や子ども達のために何かを買ってくるという事は殆どありません。
夫本人ですら、買ってきたモノを実際に使うことはなくただ家の中に積み上げていくだけです。
おそらくフリーマーケットでは終了時間ギリギリに見切りのお値段がついたものを全て買ってきているのでしょう。もはや必要かそうでないかは夫にとってはどうでも良いことなのです。
お店側にはありがたい存在なのかもしれませんが困ったものです。
安かったり、お買い得なモノは必要の有る無し関係なく買わずにいられないのです。
「幼少期に欲しいものも貧しくて買ってもらえなかったから買うのだ」と夫は言いますがもしそれが理由なら、本当に必要なものや、欲しいものを買ってくるのではないかと思うからです。
何もない空間があると落ち着かない
ため込み症に関する記事を読むと「モノを捨てることに異常に苦痛を感じる」とありますが、私が夫から感じる事は、「物が何もない空間があると落ち着かず我慢ができない」ということです。
夫は部屋にたくさんモノを積みあげていますが、同じ様に 壁にもピンで色々なモノをぶら下げたり貼り付けたりしています。

ため込み症の夫は壁の空いているスペースですらモノで埋め尽くしてしまう
まだ新築の頃玄関ドアの上にスペースがあるのが気になったらしく、ある日突然板で吊り棚を作ろうとしていました。
作業に入る前にそれに気付いた私は、せっかく明るい玄関が台無しになるから辞めてと頼みやめてもらいました。
「場所が空いているのにもったいない」と言われましたがどうせ使いもしないモノを置くのです。私にしたら差し込む陽の光を失うことがもったいないと夫に主張したのです。
このように少しでもモノを置けそうなスペースがあるとため込み症の夫はそのまま空けておくことにもったいなさを感じるようです。
テーブルの下など目立たない空間に詰め込まれたモノを私がこっそり処分しても、すぐに同じくらいの体積のモノを買ってきて空いた場所を埋めてしまいます。

溜め込み症の夫はテーブルの下も空いたスペースが無いようにモノで埋め尽くす
モノを捨てるのに苦痛を感じたり、買い物をすることに快感を覚えるというよりは、「空間があると埋めたくなる」のではないかと思います。
こっそり捨てたら捨てた分のモノを補充されることに気付いた私は 捨てることも諦めてしまいました。
空いたスペースをモノで埋めるのは無意識レベルで夫にとって強迫行為であり止める事が難しいのかもしれません。
ため込み症は遺伝なのか?夫の母親もためこみ症だった
もう 数年前に亡くなりましたが、彼の母親も家の状態を見る限り溜め込み症だったと思われ、長年鬱病を患い潔癖症で「電車の吊革が持てなかった」と聞いています。
夫ほどではありませんが、家の中は物が溢れ使っていないカバンや服も片付けきれず散乱していました。
冷蔵庫も腐ったモノが液状化して異臭を放ち、自称「潔癖症」の義母でしたが私は疑わざるを得ませんでした。
生前は必ず毎日朝と夕方に物に埋もれる我が家に訪れていた義母に、夫がモノを溜め込むので困っていると訴えると「何が困るの?」と夫と同じ返事です。
夫はその様な母親の元で育ち、不要なモノに囲まれる状況が当たり前だったのかも知れません。
ためこみ症は性質的に遺伝するものなのかそれとも育った環境によるものかわかりませんが、明らかに似ている親子です。
モノに対する愛着は安心感を得るため?
誰もが愛車を手放す時や、大切にしていた物を処分するときに多少は手放し難いと感じると思います。
けれども使った事もない、ただただ所有し、生活スペースを占領しているモノに対して執着するでしょうか?
夫は時々テレビを観ながら、色々な物を手でずっと触っていることがあります。
例えば、小さな財布のファスナーを開けたり閉めたりだとか、ネックレスを両手のひらを行ったり来たりさせたりという感じで何かを触ることで安心感を得ているように見えます。
幼い子が同じぬいぐるみを手にすることで安心を得るように、それは夫の中に潜む幼児性の表れなのかもしれません。
夫は常にモノに依存している様に見え、何か心に不安があるのではないかと思います。
「何もなくなるかもしれない」という異常な危機感
ずいぶん前 夫が子どもたちを相手に「いつ世界恐慌のような事態になるかも知れないからモノはたくさんあったほうが良い」という内容の話をしている事がありました。
ほんとにそう思っているのでしょうか。
そのために私たち家族が今快適に過ごすスペースが確保できない事を訴えても全く気にする様子はありません。
もしかしたら、物を溜め込む言い訳けに過ぎないのかもしれませんが本気で世界恐慌に備えているつもりなのかもしれません。
使える物は殆どありませんが…。
ためこみは遺伝的なものと環境要素から?
「なぜためこむのか。」
我が家の状況を改善しようとした努力も虚しく、もう片付ける事をほとんど諦めた今でも私の頭の中を離れない疑問です。
彼にとっては、食べる、寝るなどの本能的な欲求に「ためこむ事」が織り込まれているのではないでしょうか。
先天的なものなのか後天的なものなのかは私には分かりませんが母親もそうだった事を考えると、遺伝的なものと育った環境の素因が合わさったのかも知れないと思います。
彼にとって生きる事とためこむ事は同義なのかもしれません。
「なぜ買ってくるの?」と本人に訊いた事がありますが、「なぜ買ってきてはいけないのか?」という返事がかえってきます。
それに対して「こんなに散らかっていては私たちは困る」と抗議しても、夫は散らかっている状態だとは思っておらず家族の悩みが理解できません。
「なぜモノがいっぱいあって困るのだ?オマエたちの感覚はおかしい。」となります。
周りの人たちの考えや、気持ちを汲み取れないことも関係しているでしょう。
そして母親も物の溜め込みがあったことから間違いなく遺伝の部分も大きいです。
持って生まれた性質や、育った環境などが複雑に影響しあってため込み症の夫は今の状態にあるのだと思われます。![]()
ため込み症の夫本人には自覚のない得体の知れない大きな『不安』が彼の後ろに潜んでいることを妻の私は感じています。









コメント
うちの主人も溜め込み症で、今まで私も苦しみ悩み続けてきました
溜め込み症よりも、自分の気持ちが理解されない、「お前の考えがおかしい」と言われ続けた事が1番の苦しみです
tikutakuさんのブログを拝見し、やっぱり私の考え方はおかしくなかったという事が判り、また同じ考え方を共感する事ができる事で救われる気持ちです
幸い、我が家は軽度〜中度であり、私が片付けが得意なので、どうにか清潔の範囲を保っています(旦那の部屋以外)
また、とても子煩悩で心根が優しい人なのが救いですが、今までの数々の暴言を考えると、許せない気持ちがフツフツと湧いてきます
おっしゃる通り、気持ちが理解されないということが辛いところですよね。周りに同じ悩みを持つ方もなかなかいませんし…。私はかねがね「ためこみ症のレベル」と人への関心(思いやりの気持ち)は反比例しているのかも?と思っていたのですが、確かめる術がありませんでした。ですがコメントからご主人が子煩悩で優しい面もお持ちだとお伺いして、ご家族に対して優しい気持ちがお有りなのでためこみが重症化されないのだろうと感じています。日々の中でいろいろ思うこともありますが自分の心の平和を大切にして頑張りましょうね。大変参考になるコメントをいただきありがとうございました。