ため込み症の夫が捨てないモノの重さを推測する

リビングにも想像以上の重さのため込み症の夫のモノが積み上げられた
家の中に大量のモノが詰め込まれる光景は多くの方には想像できないのではないでしょうか。見慣れた光景とはいえ我が家の姿に私は大きくため息をついてしまいます。
元々夫が一人で住んでいた家はためこんだモノで一杯になっていて私と結婚してから数年で建て替えたのですが、新築の家にも大量に物が詰め込まれるとは思ってもみませんでした。
夫は家族の悩みにも無関心で着々とモノを増やし続け、退職後の今もそのペースは衰えるどころかさらに増しています。
そんな毎日を送る中でふと思ったのですが当然モノには重さがあります。
想像をはるかに超えた量のモノには同じく想像をはるかに超えた重さが存在するはずなのです。
物だらけの視界に圧倒されて「重さ」について私は認識していませんでした。
今回は溜め込んだ物の重さの問題に焦点を当て、ためこみ症の夫に長年悩まされている我が家のリアルな現状をお伝えします。
溜め込んだ物にも「重さ」があることに気づいた

大量のモノで埋まったダイニングテーブルのまわり
何年もの間この恐ろしいほどのモノの多さに悩み続けてきた私ですが実際にこのモノたちにも「重さ」があるのだと認識したのは約5年前に車庫の荷物を片付けた時でした。
片付ける前の車庫には凄まじい量の段ボール箱と散乱する服やバッグ、工具などが乱雑に積まれており高さは150㎝ほどはあったでしょうか。(今思えば写真を撮っておくべきでしたね)
通りがかる人々が不審な目や興味本位の目を我が家に向けていることを感じ、私はそのことが苦痛で仕方がありませんでした。
夫の気まぐれ?で車庫を片付けてもいいと許可をもらった私は仕事の合間におよそ2ヶ月かけてそれらを処分したのです。
その状況はこちらの記事でお伝えしています⇩⇩⇩
物がたくさんあって困っていると私が誰かに相談しても「そんなの全部売ってしまえばいいじゃない」と言われるのですが、売れそうなものはほとんどありません。
車庫が外にあるため何もかもが砂埃にまみれ太陽光に当たって劣化していましたし、綺麗な状態でも必要だと思えるモノはありませんでした。
それらの大量のモノは私が少しずつ車に積んで大型ゴミ処理場まで運び処分していったのですが、料金は捨てたゴミの重さで決まるのでした。
10kgで70円くらいだったと思いますが毎回500円ほど払ったような気がします。
ゴミを車に詰め込むのも大変な作業でしたが何回も何回も次男と一緒にそれらをゴミ処理場まで運び入れました。
その時に私が処分した車庫の荷物だけで1トンほどあったと思われます。
その経験から、服ばかり入っている段ボールが意外に重たいことや、夫の好きな細々した小さなモノたちも集まると相当に重たいということを身をもって感じたのです。
いつかこの家中の物を片付ける日がきたら私はどのくらいエネルギーを費やしなければいけないのだろうとうんざりしました。
そんな経験をしてから「この辺りで何kgの重さがあるのだろう」と部屋を見ると気になるようになりました。
台風など風で家がゆらゆら揺れたり、地震があったりすると「溜め込まれたモノの重みで家が潰れはしないか」と心配するようになったのです。
ため込み症の夫が溜め込んだ物の総重量を推測してみた
我が家で一番使い物にならないのは1階の夫の部屋です。
まず、入り口がモノで塞がれ、入ることができません。笑

およそ1トンはモノがあると思われるため込み症の夫の部屋の入り口
この部屋の下には地下室があり、そこが我が家の中で一番にモノで埋め尽くされました。
3畳ほどの小さな地下室で、ワインや野菜の保管に良いと考え作ったのですが結局その地下室に私は一度しか降りることができませんでした。
地下ですからモノの重みの影響は無いかも知れませんが、箱詰めのまま相当な重さのモノが眠っています。
記憶からざっと見積もって地下室に軽く500kgほどはありそうです。
そしてその上の夫の部屋は、家具などを除いて少なくても1トンはある感じがします。
2階のリビングルームも推測してみます。
テーブルから出窓の間が一番ためこみがひどいところです。高さは130㎝ほど幅250㎝、奥行き100㎝くらいの範囲でモノが積んであります。
主には服やバッグですがその他いろいろなモノが混じっていますがそのあたりで少なめに見て300kgほどでしょうか。
そしてその手前にテーブルがあり窓際もモノで埋め尽くされています。
そのあたりの合計は同じく300kgくらいかしら。
そしてつい最近突然に現れた掛け時計下の大きなラックから夫の座椅子周りには100kgほどはあると思われます。
ベランダには200kgほどはモノがあるでしょうか。
そして3階ですが改めて見てみるとまたモノが増えている印象です。
写真では分かりにくいのですが手前の布団から奥のテレビまで150㎝ほどの奥行きがあります。
奥の壁掛け時計はずいぶん前から止まっています。

夫の万年床の周りのモノにも相当な重さがあると思われる
夫の万年床の周りに300kgはあるでしょうか。

夫の布団周りにも細々したモノがぎっしり。相当な重さがありそう。
やはりこの万年床周りの大量のモノも全く使われることはなくただただ置いているだけです。
まとめてみると
1階と地下室で 1500kg
2階とベランダで 900kg
3階寝室 300kg
合計 2700kg!! ∑(゚Д゚)
少なめに見積もってこの数字…。
あくまで夫のため込んだモノの重さだけの推定なので実際には普通に生活するための家具や電化製品などもありますからもっと家に重さがのしかかっていることになります。
家の構造的にこの重さは大丈夫なのかしら。危険だと言われてもどうしようもないのですが。
そしてこれがおそらく私がいつかこの先処分しなくてはいけないモノの重さなのです。
目眩がしてきました。笑
夫が生きている限り変わらない現状
いつか具体的に推測しようと思いながら先延ばしにしてきたのですが今回概算で少なくても2700kgモノがあるのだと分かりました。
今はひたすら現実逃避をして自分のメンタルを護っていますが、いつか片付ける日が来たら現実と向き合いこの2700kgをどうにかしなくてはなりません。
夫が生きている限りこの状況は変えられないのです。
溜め込み症の彼に物を処分するように説得することは誰にもできないし、彼が生きている限りは片付けることは不可能なのだということを私は嫌というほど思い知っているのです。
そうこうしているうちにまた今日も紙袋をガサゴソいわせながら買い物から帰ってきたようです。
「これで満足」という線引きが無いのですから、お腹がいっぱいなのに食べ続ける病気のようなものでしょうか。
おそらく気力体力の必要な作業がこの先に私を待ち受けているのですから、何とか健康でいなければなりません。
そしてそれまで家が台風や地震に加えて溜め込んだ物の重さに耐えてくれる事を願っています。
やれやれ…人生って滑稽ですね。笑
私のメンタルが病んでしまうので、いったん2700kgのことは忘れるとしましょうか…。
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